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mae3xx_ope:boot_from_mmc:start

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mae3xx_ope:boot_from_mmc:start [2014/03/27 11:56] adminmae3xx_ope:boot_from_mmc:start [2014/03/27 14:29] (現在) admin
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 +====== SDカードからのブート ======
 +
 +MA-E3xxシリーズは、オンボードフラッシュメモリ(SPI Flash)からだけではなく、\\
 +SDカードからのブート(MMC boot)も可能です。
 +
 +この方法では、PCでのHDDからの起動のように、ブートローダーからファイルシステムまで\\
 +SDカード上のものを使用してブートしますので、
 +  * 本体のファームウェアに依存しない環境を作る
 +  * 本体のブートローダーが破損してしまった場合のリカバリ
 +といったことが可能となります。
 +
 +\\
 +
 +===== 準備 =====
 +
 +ブート可能なSDカードには、条件があります。
 +
 +  * 1番目のパーティションが、FAT であること(FAT32 も可)
 +  * 1番目のパーティションに、**Active フラグ** がセットされている(ブート可能)こと
 +  * 1番目のパーティションに、ブートローダーの2つのファイルがあること
 +
 +市販されているSDカードには、先頭パーティションに Activeフラグ がついていませんので、\\
 +  * fdisk (Linuxで行う場合)
 +  * diskpart (Windowsで行う場合)
 +などを利用して先頭パーティションに Activeフラグをつける必要があります。\\
 +fdiskを利用する方法は一般的ですので、ここでは diskpart での方法を紹介します。
 +
 +\\
 +
 +==== diskpartでActiveフラグをつける ====
 +
 +WindowsマシンにSDカードを挿入し、diskpart コマンドを起動します。
 +
 +{{:mae3xx_ope:boot_from_mmc:boot_from_sd_03.png|}}
 +
 +\\
 +
 +下のように、ディスク選択 => パーティション選択 => アクティブとしてマーク の順にコマンドを入力します。
 +
 +{{:mae3xx_ope:boot_from_mmc:boot_from_sd_04.png|}}
 +
 +\\
 +
 +終了するには、"EXIT" と入力します。\\
 +これで、MA-E3xxでブートできるSDカードが準備できました。
 +
 +\\
 +
 +===== ブートローダーのファイルの入手 =====
 +
 +[[download_software:mae3xx:start]] のページの、"Bootloader image for MMC boot" にある、\\
 +{{:download_software:mae3xx:bootloader.zip|}} ファイルをダウンロードします。
 +
 +展開すると、以下のように2つのファイルが入っています。
 +
 +{{:mae3xx_ope:boot_from_mmc:boot_from_sd_00.png?600|ZIPファイルの中身}}
 +
 +\\
 +
 +===== SDカードにコピー =====
 +
 +この2つのファイルを、用意したSDカードにコピーします。
 +
 +{{:mae3xx_ope:boot_from_mmc:boot_from_sd_01.png?600|SDカードにコピー}}
 +
 +\\
 +
 +===== 本体の設定と起動 =====
 +
 +DIPSW の 4番 を ON にし、SDカードを挿入して電源をONします。
 +
 +{{:mae3xx_ope:boot_from_mmc:boot_from_sd_02.jpg?600|DIPSWを設定}}
 +
 +\\
 +
 +{{:mae3xx_ope:boot_from_mmc:boot_from_sd_05.png|}}
 +
 +"booting from MMC" と出力されており、SDカードから起動できました。