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mae3xx_ope:boot_from_mmc:start [2014/03/13 14:42] – 作成 admin | mae3xx_ope:boot_from_mmc:start [2014/03/27 14:29] (現在) – admin | ||
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+ | ====== SDカードからのブート ====== | ||
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+ | MA-E3xxシリーズは、オンボードフラッシュメモリ(SPI Flash)からだけではなく、\\ | ||
+ | SDカードからのブート(MMC boot)も可能です。 | ||
+ | |||
+ | この方法では、PCでのHDDからの起動のように、ブートローダーからファイルシステムまで\\ | ||
+ | SDカード上のものを使用してブートしますので、 | ||
+ | * 本体のファームウェアに依存しない環境を作る | ||
+ | * 本体のブートローダーが破損してしまった場合のリカバリ | ||
+ | といったことが可能となります。 | ||
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+ | \\ | ||
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+ | ===== 準備 ===== | ||
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+ | ブート可能なSDカードには、条件があります。 | ||
+ | |||
+ | * 1番目のパーティションが、FAT であること(FAT32 も可) | ||
+ | * 1番目のパーティションに、**Active フラグ** がセットされている(ブート可能)こと | ||
+ | * 1番目のパーティションに、ブートローダーの2つのファイルがあること | ||
+ | |||
+ | 市販されているSDカードには、先頭パーティションに Activeフラグ がついていませんので、\\ | ||
+ | * fdisk (Linuxで行う場合) | ||
+ | * diskpart (Windowsで行う場合) | ||
+ | などを利用して先頭パーティションに Activeフラグをつける必要があります。\\ | ||
+ | fdiskを利用する方法は一般的ですので、ここでは diskpart での方法を紹介します。 | ||
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+ | \\ | ||
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+ | ==== diskpartでActiveフラグをつける ==== | ||
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+ | WindowsマシンにSDカードを挿入し、diskpart コマンドを起動します。 | ||
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+ | {{: | ||
+ | |||
+ | \\ | ||
+ | |||
+ | 下のように、ディスク選択 => パーティション選択 => アクティブとしてマーク の順にコマンドを入力します。 | ||
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+ | {{: | ||
+ | |||
+ | \\ | ||
+ | |||
+ | 終了するには、" | ||
+ | これで、MA-E3xxでブートできるSDカードが準備できました。 | ||
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+ | \\ | ||
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+ | ===== ブートローダーのファイルの入手 ===== | ||
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+ | [[download_software: | ||
+ | {{: | ||
+ | |||
+ | 展開すると、以下のように2つのファイルが入っています。 | ||
+ | |||
+ | {{: | ||
+ | |||
+ | \\ | ||
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+ | ===== SDカードにコピー ===== | ||
+ | |||
+ | この2つのファイルを、用意したSDカードにコピーします。 | ||
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+ | {{: | ||
+ | |||
+ | \\ | ||
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+ | ===== 本体の設定と起動 ===== | ||
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+ | DIPSW の 4番 を ON にし、SDカードを挿入して電源をONします。 | ||
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+ | \\ | ||
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